【MLB】ブレーブス・セールがメジャー最多に並ぶ16勝目 防御率2.46と206奪三振もメジャートップに
【ロッキーズ0-3ブレーブス】@トゥルイスト・パーク
日本時間9月4日、ワイルドカード3位につけているブレーブスは本拠地トゥルイスト・パークでのロッキーズ3連戦がスタート。その初戦はサイ・ヤング賞最有力候補と目されるクリス・セールが見事なピッチングを見せ、3対0で勝利を収めた。セールは7回93球を投げて被安打6、奪三振9、与四球0、失点0の快投でメジャートップに並ぶ16勝目(3敗)をマーク。ブレーブス3番手のライセル・イグレシアスが29セーブ目を挙げ、ロッキーズ先発のカイル・フリーランドは7敗目(4勝)を喫した。 【動画】ブレーブスのクリス・セールが今季200個目の三振を奪う ワイルドカードを確保するためにも下位チーム相手の取りこぼしは避けたいブレーブスは、セールが5年ぶりのシーズン200奪三振を達成した直後、3回裏にジオ・ウルシェラのタイムリー二塁打などで2点を先制。セールの快投が続くなか、7回裏には一死1・3塁のチャンスを作り、マイケル・ハリス2世の犠飛で3対0とリードを広げた。8回表は2番手のジョー・ヒメネス、9回表は3番手の守護神イグレシアスが無失点に抑え、6安打完封リレーが完成。ワイルドカード4位のメッツとの0.5ゲーム差を死守した。 セールはタリック・スクーバル(タイガース)に並んでメジャー最多タイとなる16勝目を挙げただけでなく、防御率2.46と206奪三振でもメジャートップに浮上。現時点でメジャー全体の投手三冠でトップに立っている。これまではホワイトソックスやレッドソックスでエースとして活躍し、2012年から2018年まで7年連続でサイ・ヤング賞投票の6位以内に入ったが、意外にも受賞は1度もない(最高は2017年の2位)。ブレーブス移籍1年目の今季、完全復活を遂げ、ついにサイ・ヤング賞を手にすることになりそうだ。