日野自が認証不正問題で2300億円の特別損失 過去最大の赤字へ
トラック大手の日野自動車は29日、2022年に見つかった認証不正に関連して、北米向けのエンジンについて2300億円の特別損失を24年9月中間決算に計上すると発表した。同日公表した25年3月期の純損益予想は、過去最大の赤字となる2200億円の純損失とした。 【写真】日産もマツダもUDも…いすゞ似のトラック どうしてこうなった? 同社の認証不正問題では、米当局が北米向けエンジンの認証について調べている。米国、豪州、カナダでは集団訴訟を起こされ、一部で継続している。 今回の特別損失は、米当局との和解に伴う費用とカナダでの訴訟の和解金を「現時点で合理的に見積もり可能と判断した範囲において計上した」(同社)という。今後の交渉次第で増額する可能性もあるという。
朝日新聞社