台北市立動物園、センザンコウ2匹が赤ちゃん出産 すくすく生長 名前は公募で決定へ
(台北中央社)台北市立動物園は25日、けがで同園に収容されている2匹の雌のセンザンコウ「穿苺」と「生多」がそれぞれ赤ちゃんを出産したと発表した。赤ちゃんセンザンコウは健康ですくすく育っており、同園は赤ちゃんの名前を一般から募集している。 台湾ではセンザンコウは絶滅危惧種に指定されている。同園によれば、穿苺と生多は野良犬の攻撃が原因でけがをした。治療を経て回復したものの、2匹とも野生復帰はできないと判断されたため、穿苺は2017年10月に、生多は23年11月に同園にそれぞれ収容された。 穿苺には今年10月25日、雄の赤ちゃんが生まれ、約2週間後の11月9日には生多の雌の赤ちゃんが誕生した。センザンコウ保全への一般の関心を呼び起こそうと同園はインターネットを通して赤ちゃんの名前を決める人気投票を実施。受け付けは26日から12月8日まで。 今のところ、赤ちゃんの名前の候補には穿苺の赤ちゃんは「苺子動」や「梅宝」「竜苺邁」「SEAZA希薩」の4つ、生多の赤ちゃんは「多莉Dolly」「奪冠」「檸檬多々」などがある。 同園は生多の赤ちゃんが生後満1カ月のときにネット投票の結果を公表する予定。 (陳昱婷/編集:荘麗玲)