【宝塚記念 トレセン特選マイク】ルージュエヴァイユ・黒岩陽一調教師「タイトルを取れる力ある」
宝塚記念の『特選マイク』は、ただ一頭の牝馬ルージュエヴァイユを送り出す黒岩陽一調教師(43)=美=が登場。重賞未勝利の身だが、エリザベス女王杯2着、大阪杯3着と実力は確かだ。川田将雅騎手(38)=栗・フリー=との新コンビでビッグタイトルを狙う。 ──前走の大阪杯(3着)を振り返って 「展開は向いていなかったと思いますが、勝ち馬に迫る競馬で、内容としては良かったです」 ──中間の調整は 「一旦、山元トレーニングセンター(宮城県)でリフレッシュ調整をしたことで、体もふっくらして帰ってきたので、その点は調整がしやすかったです」 ──追い切りの評価は 「疲れが残らないように余力残しでやりましたけど、走りたい気持ちが残っていてすごくいい状態だと思います」 ──舞台は京都外回りの芝2200メートル 「ロスなく運べれば長く脚を使うので、いい条件だと思います」 ――週末は雨予報も 「渋りすぎるのは不安ですけど、精神力の強い馬なので克服してくれると期待しています」 ――川田騎手との初コンビ 「頼もしいですし、これまでもいいジョッキーに騎乗していただいて結果が出ているので期待しています」 ――意気込みを 「しっかり走り切ってくれればタイトルを取れる力がある馬だと思うので、応援のほどよろしくお願いします」 ★初のGⅠタイトル獲得へ調教量は十二分 ルージュエヴァイユは、美浦坂路4ハロン54秒2―12秒5を馬なりでマーク。先行していたポリクシニーズ(1勝)に一完歩ずつ迫り、最後は半馬身先着した。余力を残した内容だったが、先週まで2週連続して美浦Wコースでラスト1ハロン10秒8と極上の切れ味をアピール。調教量は十二分で、初のGⅠタイトル獲得に向けて態勢は整っている。