ワシントンで3日間の国葬 カーター米元大統領の棺
コロンビア特別区、1月8日 (AP) ― 2024年12月29日、100歳で死去したジミー・カーター元大統領の遺体が1月7日、3日間の国葬のためにワシントンに戻った。 南部ジョージア州アトランタのカーター大統領センターに4日から安置されていた第39代合衆国大統領の遺体は、7日朝、子供たちや大家族に付き添われ、アトランタを後にした。 同元大統領の遺体を乗せた特別機スペシャル・エア・ミッション39は、アトランタ北部のドビンズ空軍予備役基地を出発し、メリーランド州アンドリュース統合基地に到着。 海軍兵学校を出た唯一の最高司令官だった同元大統領の棺は、車列で首都に運ばれた後、伝統に則り2頭立ての馬車に移され、ペンシルベニア通りにある米海軍記念碑の前を通って、国会議事堂へと運ばれた。 議事堂では、ハリス副大統領を筆頭にバイデン政権の閣僚、最高裁判所判事と連邦議会議員が敬意を表する中、カーター元大統領の棺は、1865年に暗殺されたリンカーン第16代大統領の棺と同じ場所に安置するために作られた棺架の上に置かれた。 カーター元大統領の遺体は7日と8日は議事堂に安置され、9日にはワシントン大聖堂で国葬が執り行われ、バイデン大統領が弔辞を述べる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)