武尊、海人が立て続けにムエタイの強豪に敗戦。最後の砦・名高が「日本人の強さを見せたい」【RWS JAPAN】
「Rajadamnern World Series 日本大会(RWS JAPAN)」(2月12日、東京・後楽園ホール)の前日計量が2月11日、都内で行われた。 メインイベントで行われる「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級タイトルマッチ」に出場する正規王者のプレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)は51.82kg、暫定王者の名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)は52.12kgでそれぞれ規定体重をクリアした。 計量後に名高は「明日はRWSが日本に始めてくる記念すべき大会で、昔からずっと戦いたかったプレーオプラーオ選手と戦えてうれしく思っている。明日は最高の試合を見せて自分が絶対に3階級制覇を成し遂げる。格闘技は怖いとか野蛮というイメージがあると思うが、自分はムエタイには激しさはもちろん美しさがあると思っている。例えば相手に対するリスペクトとか、そういう気持ちを常に持って戦っている。技術はもちろん、ムエタイの文化を僕たちの試合を見て感じてほしい」などとこの試合に向けての思いを口にした。
またこの大会が後楽園ホールで行われることについては「後楽園ホールは自分が格闘技を始めて、プロの試合を見に行った時からずっとある聖地と言われている場所。そういったところで最高の相手と試合ができて光栄。メインに選んでいただいたからには、圧倒的な見ている人が感動するような試合を見せたい」と語った。 名高は昨年12月にスーパーフライ級の暫定王座を獲得し、ムエタイにおいて外国人初のラジャダムナンスタジアムの3階級王者となったのだが、カード発表会見では「正規王座を獲得して初めて胸を張って3階級制覇を成し遂げたといえる」と語っている。 計量後の囲み取材では「彼も調子がよさそう。気合が入っているのは感じた。自分はいつも試合前は平常心。ここ9カ月くらい、1カ月おきの試合を続けてきて、その集大成かなと思っている。仕上がり自体は最高だと思っている。最初に決まったときはビッグネームだし、まさか自分がこの舞台で戦えるとは思っていなかったので。こんな早い時期に。なので不安もあったが、いつも不安は練習で取り除いてきた。今回もその練習量で、今は自信しかない。対応もばっちり。どんな展開になっても対応できるように仕上げてきた」などとリラックスしつつも気合満点の表情を見せた。