【子ども連れ去り】その実態「居場所がわからない苦しみ」突然家から閉め出された女性 元夫は虐待を主張...女性は親権を得られず「こんなことがまかり通るのは絶対におかしい」
国会でも問題視 違法性について言及する議員も
この発言は今年2月の国会でも問題視され、違法性についても問われた。 【2月7日の衆議院予算委員会より】 (日本維新の会 市村浩一郎衆議院議員)「子どもを連れて出ていけば親権を得られるからとにかく早く出てきなさいと。もしこれ実子誘拐とした場合は、それを指南した弁護士はほう助罪に当たるということも考えられなくはないと思いますが、いかがでしょうか?」 (松村祥史国家公安委員長)「警察については届けがあればしっかりと法と証拠に基づいて捜査するということになります」 弁護士はどういう意図でこの発言をしたのか。取材を申し込んだところ「一切応じられない」との返答だった。
一方でセミナーを主催した世田谷区は発言についてこうコメントした。 (世田谷区の回答より)「講義の中で、一部不適切な行為を助長する発言がありご指摘をいただきました。講師には、講義内での発言について謝罪いただいています。いただいたご指摘は真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります」
連れ去られた息子を探しにアメリカから来日した父親
子どもの連れ去り問題は国内にとどまらない。今年1月、我が子を探しに来日した男性がいる。アメリカ・シアトルに住むジェフリー・モアハウスさんだ。 (ジェフリー・モアハウスさん)「何度息子を見つけようとしてそれに失敗したかわからない。これが今できる最も良い方法だと思います」 14年前に日本人の元妻に長男を連れ去られたジェフリーさん。今回、その息子が成人したことを受け、日本の警察に行方不明者届を提出したのだ。 長男は6歳までジェフリーさんと元妻とアメリカで一緒に生活していた。ジェフリーさんと共に外に出かけ、体を動かすのが好きな活発な男の子だったという。2010年に撮影されたジェフリーさんと長男の写真を見せてもらった。 (ジェフリー・モアハウスさん)「この写真は連れ去られる約2週間前に撮影されたものです。彼は私の肩の上に乗るのが好きでした」