[トヨタ]にも作れないクルマって? トヨタが消極的なジャンルで奮闘するクルマ4選
■トヨタの「ひとり勝ち」をしっかりと抑えたカテゴリー
ジャストサイズのクロスオーバーSUVがカローラクロスだ。これと互角の販売合戦を演じているのがヴェゼルである。 現行モデルは第2世代で、カローラクロスに先駆けてベールを脱いだ。ボディ同色のグリルが嫌われたのか、先代ほどの強烈なインパクトはない。だが、2024年春にマイナーチェンジを断行し、走りの質感を大きく高めている。 足はグッとスポーティな味わいを強めたし、主役のe:HEVも洗練度を高めた。モーター走行のシーンが増え、静粛性も向上している。 カローラクロスもスポーティだが、FF車の軽快感と楽しさはヴェゼルにちょっと及ばない。また、キャビンの広さとラゲッジルームの使い勝手のよさもヴェゼルが少しリードだ。 カローラクロスは、ガソリン車、HVとも1.8Lで、余裕がある。HVは良好な燃費も魅力だが、実力を高めた最新のヴェゼルは脅威になるだろう。