石破首相「日本創生」解散…日テレ政治部記者が名付けた「○○」解散とは?
石破首相が「日本創生」解散と名付けた、今回の衆議院の解散・総選挙。日本テレビ政治部記者が名付けた「○○」解散とは…?
■石破首相は記者会見で「日本創生」解散
首相に就任8日後という、戦後最短の衆議院解散に踏み切った石破首相。石破首相は解散した後の会見で、自ら「日本創生」解散と名付けました。 石破首相「我々の政権は、日本を守ります。国民を守ります。都市の安全、安心を確保し、地方の暮らしを守ります。若者、女性の機会を守ります。どうぞ我々に政権を託してください」 一方、野党側は── 立憲民主党・野田代表は、「裏金隠し」解散…「再調査もしないで、うやむやにして、早く解散をする」 日本維新の会・馬場代表は、「猫の目解散」解散…「首相の言うことがくるくるくるくると変わる」 国民民主党・玉木代表は、「裏金使い」解散…「不明瞭・不透明なお金を使って選挙を戦おうとしている」 日本共産党・田村委員長は、「党利党略」解散…「論戦を回避した。裏金に蓋をして、禊の選挙に早くしてあげるというだけの解散」などと名付けました。
■日本テレビ政治部記者が名付けた「○○」解散
石破首相の就任から解散判断までを現場で取材していた、日本テレビ政治部記者が名付けたのは… 「瀬戸際」解散(50代男性記者)…石破内閣にとっても、政治とカネの問題をかかえる自民党にとっても瀬戸際。支持率が上がってこない野党にとっても瀬戸際。そして民主主義にとっても、ポピュリズムの台頭を許す危険性もはらんだ「瀬戸際」の選挙。 「裏金」解散(40代男性記者)…何より、ここまでの自民党の裏金問題への対応が、適切だったが問われる選挙。調査、処分、法改正などが、わたしたちの「納得と共感」を得られるかが問われる選挙。 「裏金&アベ・リセット」解散(40代男性記者)…今回の解散はアベノミクスに代表される、安倍元首相による政治路線や、旧安倍派=清和会の裏金問題をリセットする意味合いもある選挙。自民党内からも、石破首相が「安倍政治を清算できるかの選挙」との声も。 「最後の審判」解散(30代女性記者)…ミケランジェロの「最後の審判」、キリストが天国行きか地獄行きかを決める審判。去年12月に裏金問題が表面化して以来、派閥解散、政治資金規正法の改正、岸田前首相の退陣、そして非公認判断まで手を尽くしたが、国民が最後に、審判を下すのがこの解散総選挙。国民自身が、絵の真ん中の審判員で、今の政治に審判を下す時か。 「裏金ケジメ?」解散(30代男性記者)…最後の公認問題まで揺れる中、裏金問題のケジメを意識する自民党執行部。しかし、それで「ケジメ」になっているのか?という野党の批判、国民の納得感もあるので「?」を。 「ニュージェネ」解散(30代男性記者)…前回3年前の衆院選時から自民、公明、立憲、維新、共産のトップ5政党の党首が全員交代。特に長期政権が特徴的な公明・共産が同時に代わったという、かなり珍しいタイミングでの解散。永田町新世代=ニュージェネレーションが戦う選挙戦。 「やむを得ず」解散(20代女性記者)…当初石破首相は11月の解散を模索していたが、自民党内の声におされ“本意でない形”での解散となったため。 「開店セール解散」(20代女性記者)…石破首相が就任後、野党側は「石破首相は、国民の関心が高いうちの解散を狙った」と追及。石破内閣が“開店”直後の解散のため。 「カメレオン解散」(20代女性記者)…石破首相には与野党から「就任前と後で、変わった」との批判が出ている。石破首相は、色を次々に変える「カメレオン」? 石破首相の早期解散の決断は吉と出るのか凶と出るのか。事実上スタートを切った選挙戦。投開票は今月27日に行われます。みなさんが考える「○○」解散は…?