冬でも高齢者の脱水に注意!加湿器を使わずに無理なく乾燥・脱水対策をする方法3つ
肌寒い時期になると、トイレが近くなるから水分摂取を控えるという高齢者の方がいます。 また、冬場はのどの渇きも意識しにくい為、自然と水分摂取量が少なくなってきます。 冬の空気の乾燥も加わり、冬場でも脱水になることがあります。 今回は、安価で手軽にできる冬場の乾燥・脱水対策をご紹介します。
寒い時期でもできる水分摂取にはひと工夫を
のどの渇きを感じにくい冬場では、水分摂取がすすみにくいものです。 そんな時には、寒い冬場ならではの手軽な水分摂取方法のひとつとして、10時や3時をお茶の時間と決めて、飲む飲料をインスタントのしょうが湯や葛湯にすることがおすすめです。 しょうが湯や葛湯は体も温まり、インスタントであればお湯を注ぐだけで手軽に飲むことができます。 また、自分で簡単に安価で作ることもできます。 カロリー制限があっても自分で作るのであれば、自分の体調に合わせた甘さの調節もできます。 カロリー制限があるけれど、どうしても甘いものが欲しくなっておやつを食べすぎてしまうと言う方も、しょうが湯や葛湯をおやつの代わりにすると、食べ過ぎの防止になります。
食事でも水分摂取!おすすめは鍋料理
食事でも、冬場ならではの簡単な水分摂取の方法として、なべ料理があげられます。 しかし、塩分が多いなべ料理もあるので、注意が必要です。 塩分の摂取量を減らすために、 鰹節や昆布などでしっかりだしをとる ポン酢なども減塩の商品を選ぶ しょうがやネギなどの薬味を活用して、うす味をカバーする などのポイントがあります。 野菜や肉などをたっぷりとれるなべ料理は、栄養バランスの良い料理です。 また、高価で特別な食品を購入しなくても、手軽にいろいろな種類を作れて飽きません。 寒い時期は、塩分に注意しながら、おいしいだし汁で手軽に水分摂取ができる、なべ料理を活用していきましょう。
お金をかけずに室内の加湿で乾燥対策
室内の加湿も、乾燥を防ぐひとつの方法です。 手間なく、お手軽にできる方法としては、 洗濯物を室内に干す お風呂場が近い場合は、残り湯が入っている浴槽のふたと浴室や脱衣場のドアを開けておく などが考えられます。 洗濯物の室内干しは、移動の導線上に干してしまうと転倒の可能性があるので、注意が必要です。 室内干しをすると雨が降っても急いで取り込む必要がなく、高いところに干すこともなくなり、転倒のリスクが減るので、おすすめです。 居間と寝室が別で複数の場所の加湿が必要な場合などは、寝る際には、コップ1杯のお湯を寝室に置くと乾燥を防ぐことができます。 部屋の加湿は、必ずしも加湿器を使う必要はなく、今ある物を少しの工夫でお金をかけることなく、部屋の中の乾燥を防ぐことができます。 室内干しを嫌がる方もいますが、お客さんが来ても見えない工夫をする、部屋干しのにおいを防止する洗剤を使うなど、気にかかる部分を解消しながら、冬の乾燥予防に部屋干しを活用してみてください。