家族3人で親族の結婚式にお呼ばれした場合、ご祝儀はいくら包めば良い? 【冠婚葬祭のプロが解説】
ある程度年齢を重ねると、結婚式に招待されることも増えてきます。そんなときに気になるのが、「ご祝儀」のマナー。新郎新婦の関係や年齢など、さまざまな条件によって金額が左右されるだけに、自信を持って理解できていない人も少なくないかもしれません。 今回は「家族で出席する場合のご祝儀」にまつわる疑問に、「All About」冠婚葬祭ガイドの中山みゆきが回答します。 (今回の質問) 私・夫・7歳の息子の家族3人で親族の結婚式にお呼ばれしました。ご祝儀はいくら包めば良いですか? (回答) 披露宴会場によりますが、子ども用の料理の基準はだいたい5000~1万円。7歳の息子さんなら5000円くらいが妥当です。親族の結婚式のご祝儀、夫婦2人分の7~10万円にこれをプラスしたものを目安として考えればよいでしょう。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆夫婦2人分の7~10万円に子どもの金額を加算したものが目安
家族で結婚式に出席する場合、ご祝儀をいくら包むのかについて悩む方は多いでしょう。血縁関係は近いのか、新郎新婦より年上なのか年下なのかなど、立場によってケースバイケースで考える必要があるのが悩みどころです。 一般的に友人の結婚式に夫婦で出席する場合は、5万円が相場といわれています。現在のご祝儀の目安が1人の場合3万円なので、単純計算すると夫婦だとその倍で6万円となります。しかし、6という数字は偶数で慶事には使わない数字ですので、この場合5万円を包むのが一般的となるのです。また、別々にご祝儀の包みで渡す方法もあります。1点気を付けたいのが、5万円というのは遠い親戚、友人、知人の目安であるということ。兄弟など親族の結婚式になると、相手と自分との立ち位置により相場は7~10万円と少し多くなります。 ここに子どもの人数が増えると、金額が加算されます。もし小さい子どもなら、料理は1人分いりませんよね。子ども用のイスを用意してもらい、お母さんの料理を少し取り分けてあげるとよいでしょう。その場合のご祝儀は必要ありません。しかし、今回の質問では7歳の息子さんなので、当然料理や飲み物が用意されているはず。子ども用の料理の基準はだいたい5000~1万円で、7歳の場合は5000円が妥当と考えます。この額を夫婦2人分の7~10万円にプラスしたものを目安と考え、縁起の悪い偶数や中途半端な金額になるようなら、プラスする金額を品物などにして贈る形にしてもよいでしょう。