フットサル日本代表監督に高橋健介氏が就任 木暮賢一郎監督は契約満了に伴い退任
日本サッカー協会(JFA)は18日、フットサル日本代表の木暮賢一郎監督が退任し、後任にコーチを務めていた高橋健介氏が就任することが発表された。 木暮監督は2021年11月に日本代表の監督に就任すると、AFCフットサルアジアカップクウェート2022の優勝へ導くなどの実績を残した。しかし、今年4月に行われたFIFAフットサルワールドカップ予選を兼ねたAFCフットサルアジアカップタイ2024では、大会直前に主力が負傷離脱したこともあり、グループステージ3位で敗退。日本フットサル史上初めてアジアカップでグループステージ敗退となり、W杯出場権を逃していた。 大会後、進退に注目が集まっていたなか、JFAは7月18日に木暮監督の契約満了に伴う退任を発表。後任にはこれまでコーチを務めていた高橋監督が就任することが併せて発表された。 高橋監督は2017年からバルドラール浦安で監督を務め、2018年にはフットサルインドネシア代表監督(男子代表、女子代表、U-20代表兼任)に就任。2022年からはフットサル日本代表とU-20フットサル日本代表のコーチを務めていた。 木暮監督と高橋監督はそれぞれ就任、退任に際して下記のようにコメントを発表した。 【木暮賢一郎監督コメント】 この度、私、木暮賢一郎はフットサル日本代表監督を退任することとなりました。2018年から様々なカテゴリーで、たくさんの経験を積ませていただいたことに心より感謝申し上げます。また、この6年間で関わった全ての選手と関係者、ファン・サポーターの皆さんにも感謝を伝えたいです。私は自分のことを勝ったから最高の監督とも思いませんし、負けたから最低な監督とも思いません。ゴールが入ったか入っていないかだけで物事を見るのではなく、これからもプロセスを大切にするという信念を貫いて生きていきたいと思います。そして、フットサルに関わる全ての方々が、真に手を取り合って力強く前に進んでいくことを心より願っています。6年間、本当にありがとうございました。 【高橋健介監督コメント】 この度、フットサル日本代表監督に就任しました高橋健介です。まずはじめに、フットサルワールドカップ出場という目標を達成できなかったことについて大きな責任を感じています。ファン・サポーターの皆様、関係者の皆様には、この結果を真摯に受け止め、フットサル日本代表が本来いるべき場所に再び導いていけるよう全力で取り組んでいく決意をお伝えさせていただきたいと思います。 「フットサル日本代表のために」という情熱と献身的な姿勢で取り組んでいた前任の木暮監督から学んだことを活かし、その想いを引き継ぎ、共に目指してきた「日本代表が世界で勝つためのフットサル」を継続しながら、自分の色を加えてさらなる発展を目指していきます。全ての関係者の皆様の想いと期待を背負い、勇敢に挑戦するフットサル日本代表を作り上げていきたいと思います。今後とも、皆様のご支援とご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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