体長14mのクジラ死骸、台風接近に備え陸揚げ 神戸沖のごみ埋め立て処分場 漂流回避へ
30日午前に神戸市垂水区の瀬戸内海沖合で見つかったクジラの死骸について、市は1日、神戸港の防波堤に係留していた死骸を神戸沖のごみ埋め立て処分場に陸揚げしたと発表した。台風21号が西日本方面に接近する見込みで、風雨が強まれば漂流する恐れがあるためクレーン船で引き上げた。 【写真】台風21号の接近に伴い、海上からクジラの死骸を陸揚げするクレーン船 クジラの死骸は30日午前に漁業者が発見。神戸海上保安部の巡視船がえい航し、神戸港第7防波堤の係船環にワイヤで固定し、一時係留していた。体長は約14メートル。陸揚げ作業は1日午後4時ごろに始め、同7時20分ごろに完了した。市は関係機関と協議し、処分方法を近く決定する方針。