夏場は命の危険も 「キー閉じ込み」トラブルが増加
沖縄テレビ
車内に鍵を残したままロックがかかり子どもなどが閉じ込められる「キー閉じ込み」のトラブルが県内で増えています。夏場の「キー閉じ込み」は特に熱中症の危険が高まるため、関係者は注意を呼びかけています。 喜屋武奈鶴記者「車の鍵を車内に残したまま誤ってドアをロックしてしまい鍵が開けられなってしまいました。こうした「キー閉じ込み」のトラブルが県内で相次いでいます」 JAF沖縄支部によりますと、県内では今年4月から7月までに子どもやペットを車内に残したままドアがロックされ、開けられなくなった「キー閉じ込み」による救援要請が14件ありました。前の年の同じ時期よりも8件増加しています。 JAF沖縄支部新垣一久さん「キー閉じ込みが起きるケースとしては子どもをチャイルドシートに乗せた状態で、親が車から降りるときに子どもが泣くので鍵を渡す。子どもが誤ってロックボタンを押して鍵を閉じ込めてしまうケースが多発しています。」 厳しい暑さが続くいまの時期、キー閉じ込みは命の危険も極めて高くなります。 JAFでは真夏の車内の温度上昇を検証した実験動画を公開しています。気温35度の炎天下で車内の熱中症指数はエンジン停止後わずか15分で最も危険なレベルに達しました。たとえわずかな時間でも子どもを車内に放置することがどれだけ危険かが分かります。 JAF沖縄支部新垣一久さん「夏場ですと日差しも強いですし車内の温度が急上昇しますので少しの時間でも子どもなどがいると熱中症の危険が危惧されます。」 JAF沖縄支部ではドライバーと鍵は「一緒に乗車、一緒に降車」を徹底し、どれだけ短い時間でも絶対に子どもを車内に残して車を離れることが無いよう強く呼びかけています。
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