佐賀県内の11月の求人倍率1.29倍 高水準が続く 佐賀労働局
佐賀労働局が27日発表した佐賀県内の11月の有効求人倍率(季節調整値)は1・29倍だった。前月から0・02ポイント低下したものの、高水準が続いている。 新規求職者数は前年同月比4・4%減の2742人、新規求人数は2・8%減の6633人。複数の事業場が数年ぶりに求人を出した建設業は22・7%増で、運輸業、郵便業(5・4%)、サービス業他(31・8%)で増えた。製造業は11・9%減少。派遣に切り替える事業場が増えているという。卸売業、小売業で14・1%、宿泊業、飲食サービス業で16・4%、医療、福祉で5・0%減った。 有効求人数は前年同月比2・9%減の1万9457人、有効求職者数は2・1%増の1万4419人。正社員の有効求人倍率は1・23倍で0・05ポイント上昇した。 佐賀労働局は「求人する企業から上向きの話も多いことからも、雇用情勢は引き続き回復傾向にある。原材料、仕入れ価格の上昇などによる企業への影響を引き続き注視したい」としている。(福本真理) ◇ 厚生労働省が27日発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と変わらず1・25倍だった。有効求人数は前月比0・7%増、有効求職者数は同0・6%増だった。 総務省が同日発表した11月の完全失業率(同)は前月から横ばいの2・5%だった。完全失業者数は前年同月比5万人減の164万人。
福本真理