初決勝の熊本・慶誠は惜敗 県勢初の優勝は惜しくもならず 京都精華学園が3連覇&2年連続高校「3冠」の快挙達成【ウインターカップ女子】
◆バスケットボール・全国高校選手権ウインターカップ 慶誠54―59京都精華学園(28日、東京体育館) ■〝リアル〟広瀬すずに困惑!?「どえらい可愛かった」【写真】 女子決勝が行われ、熊本県勢として初の決勝に進出した今夏の全国総体8強の慶誠(熊本)が同覇者の京都精華学園に54―59(13―18、17―17、15―13、9―11)で惜敗。同県勢初&九州勢の女子で2006年度大会の中村学園女子(福岡)以来の優勝はならなかった。京都精華学園は大会3連覇で、全国高校総体、U18トップリーグと合わせ、2年連続の3冠となった。 第1クオーター(Q)両チームともに激しい守備の応戦で2分近く無得点で推移も、慶誠の陽本麻生(2年)の3点シュートが決まり先制。ところが京都精華学園の鋭いドライブからの展開や外からのシュートに苦しみ逆転を許した。慶誠も澤田樹奈(2年)の3点シュートなどで食らいつき13―18で終えた。 第2Qはリバウンドの攻防で劣勢に立ち慶誠は連続失点も、準決勝の大阪薫英女学院戦で40得点のロージョバ(3年)が外から決めるなど応戦。主将で司令塔の岸希も3点シュートも決まり一時は逆転に成功するなどした。このQを終えて30―35。 第3Qは序盤に連続失点を喫して再び突き放され30―40で10点のビハインドを背負ったが、好調な陽本の3点シュートで流れを食い止めた。なおもロージョバがバスケットカウントを獲得してフリースローも沈めて離されない。岸希(3年)のミドルで一時は逆転した。第3Qを終えて45―48。 だが最終Qの残り3分58秒で、ロージョバが5ファウルとなって退場した。それでも残り51秒で澤田が3点シュートを決めて2点差にした。しかし、残り21・9秒で京都精華学園に3点シュートをきめられ、突き放された。