巨人・堀田賢慎が東北凱旋登板 12日の楽天戦で初観戦の両親に勝利届ける
〝地元凱旋〟で白星を届ける。巨人・堀田賢慎投手(23)は10日、川崎市のジャイアンツ球場でブルペン投球などで調整。プロ5年目で両親が初めて観戦に訪れるという12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)での先発登板へ「抑えて勝つ姿を見せたいですけど、自分のピッチングをする姿を見てもらえたら」と力を込めた。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー 地元の岩手・花巻市から、父・郁雄さんと母・有里さんが自力で取ったというチケットを手に来場する。今季ここまでキャリアハイを更新する3勝、防御率1・77と好成績の右腕は「席は聞いていないのでどこにいるかは分からない」と笑いながらも「ファームは何回かありましたけど(1軍の観戦は)初めてだと思う」と心待ちにした。 高卒1年目の2020年4月に右肘の内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた際には、家族が神奈川県内の病院へ駆け付けて寄り添ってくれた。長いリハビリ期間中、父には電話で30分間にわたり話を聞いてもらったこともあった。そんな両親が見守る前での特別なマウンド。「勝てるように頑張りますけど、あまり意識しすぎないように」と平常心で腕を振る。(原田優介)