橋崩落、死者4人に ブラジル
【AFP=時事】ブラジル北東部マラニョン州とトカンチンス州を結ぶ橋が22日に崩落した事故による死者は24日までに4人に増え、依然として13人が行方不明となっている。硫酸や農薬を積んでいたトラックが川に転落したため、当局は危険性を考慮して捜索活動を中断している。 【写真】「奴隷状態」の中国人163人救出 ブラジル トカンチンス川に落ちた8台の車両のうち、トラック1台は硫酸、2台は農薬を運んでいた。当局によれば、「76トンの硫酸と腐食性の化学製品、計2万2000リットルの農薬」が積まれていたという。 硫酸などが川に流れ込んだかどうかは分かっておらず、水質の分析が行われている。 この間、救助活動はダイバーなしでボートを使って慎重に進められ、近隣自治体への川の水の供給も停止されている。 現場に出動した消防隊は、トラックの一台を運転していた女性と、11歳の少女を含む4人の遺体を収容したと発表した。 橋は1960年代に建設され、全長は約500メートル。 崩落原因は調査中だが、橋の中央部分が崩れたとみられている。 事故前日、地元の男性は橋に亀裂が生じている様子を捉えたオンライン動画を公開し、崩落する危険があると警告していた。【翻訳編集】 AFPBB News