JリーグMVP初受賞の小林悠を支えた美人妻「悔しいとき一緒に泣いた」
ただ泣くだけではない。管理栄養士の資格を取得した直子さんは、食事面と栄養面から小林を懸命にサポート。けがをしにくい体を目指して、内側から夫を変えていった。食卓に並ぶおかずの品数も多い、見るからに美味しそうな献立を頻繁にブログへアップする小林は、こんな言葉を紡ぐことも忘れなかった。 「子どもが2人いるなかで、シーズンを通して料理もしっかり作って健康を管理してくれる。他の選手の奥さんがどうなのかは僕にはわかりませんけど、僕の奥さんは一緒に戦ってくれるというか、本当にめちゃくちゃ感謝しています」 サッカー人生で初めてキャプテンという役割も担った、30歳になった年でこれまでの自己最多だった2016シーズンの15ゴールを大きく更新。得点王にJ1制覇、2年連続のベストイレブン、MVP、そしてリーグ戦全試合出場という“5冠”を達成したが、今シーズンの戦いはもう少しだけ続く。 これまで国際Aマッチに8試合出場しているものの、得点数はまだ「0」のままだ。愛する家族と至福の思いに浸った小林は、代表に選出されている9日開幕のEAFF E-1サッカー選手権モードにスイッチ。国内組だけで挑む北朝鮮、中国、韓国との戦いで、来年のロシア大会へ希望を紡ぐゴールを貪欲に追い求めていく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)