ボーイングには「膨大な」厳格さで対応、機体吹き飛びで-米運輸長官
(ブルームバーグ): ブティジェッジ米運輸長官は、1月にアラスカ航空が運行するボーイング機で胴体の一部が吹き飛ぶ事故が発生したことを巡り、米連邦航空局(FAA)はボーイングを厳しく評価すると述べた。
長官はFOXニュース・サンデーで、航空の安全確保には「ボーイングへの対応や、あらゆる規制問題への対応において、膨大な量の厳格さが伴うことを意味する」と指摘。「これはまさにFAAが行っていることだ」と述べた。
今回の事故を巡っては、米司法省が刑事捜査を開始した。ボーイングはこのほかにも不祥事が続いており、乗客と当局の双方から厳しい視線が向けられている。
アラスカ航空は9日に声明を公表し、「このような場合、司法省が捜査を行なうのは普通のことだ」と述べた。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこれに先立ち、緊急着陸した事故機の搭乗客と乗務員の何人かに捜査当局が接触したと報じた。
ボーイングの広報担当者はコメントを控えた。司法省は現時点でコメントの要請に応じていない。
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原題:Boeing to Face ‘Enormous’ Scrutiny After Mishaps, Buttigieg Says(抜粋)
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Alicia Diaz