なぜ?光熱費の節約に後悔の声も。貯蓄上手な貯金1,000万以上の人に聞く、効果がなかった節約術
セール品を衝動買いしたり安い品物などを買う
「セールでの買い物。安いと思って、かえってムダなものまで買ってしまいがちになるので、節約効果はまったくありません」(46歳・男性/その他) 「半額商品など、それほど欲しくないものでも値段につられて衝動買いしてしまうと、結局は余分な出費になってしまって、後悔することが多いです」(76歳・男性/その他) 「節約のために、買い物の際に安いほうの商品を購入すること。品質が微妙で、結局すぐに使うのをやめて廃棄することになるので、ムダ遣いだなと思います」(67歳・男性/その他) 「チラシをチェックして、わざわざ安い店まで買い物に行くこと。値段の比較などに時間がかかる割に、大した効果はありませんでした」(62歳・男性/フリーター) 「以前は同じものを買うにも、節約のためにわざわざ安い店を探していましたが、労力を使う割には、月額でさほど差がないのでやめました」(68歳・男性/総務・人事・事務) 「遠くにある特売スーパーでの買い物。そこまで行くガソリン代を考えたら、結局出費はあまり変わらないし、安いと思って余計な物まで買ってしまったりするので、節約効果はまったくありませんでした」(60歳・男性/営業・販売) 節約のために、セール品や安価な商品を買うことも多いと思います。ですが、セールだと必要ない物まで買ってしまったり、安価な品は使い勝手が悪くて結局買い直す羽目になるなど、ムダな買い物になってしまいがち。また、ネットやチラシなどで商品が安く買える店を探すというのは、探す時間や遠い店まで買いに行く手間を考えると、節約効果はあまりないとのことでした。
ほかにはこんな節約術もあまり効果がなかった!
「節約のために、ポイントやクーポンをせっせと貯めたり使うこと。いろいろ頑張っても最終的には支出に大きな差は出ないので、それよりもムダ遣いせず、買ったものを大事に使うようにしたほうが、上手に節約できる気がします」(71歳・女性/その他) 「なんでも節約しようとするのは、無理があって長続きしないのでダメ。ポイントをいくつかに絞ったうえで、節約に取り組むことが大切だと思います」(77歳・男性/その他) 「欲しいものを我慢して貯蓄に回すこと。結局、ストレスがたまってムダ遣いするようになってしまったので、一定額が貯まったら自由に使うことにしました。そのほうがストレスがなく、私的にはお金をスムーズに貯めることができました」(49歳・女性/主婦) 「高いコンビニにはできるだけ近づかないという節約術に共感して実践したものの、全然利用しないのは不便でストレスにもなり、現実的ではありませんでした。節約のためには、適度に利用して、買うものを見極めることが大事だと思いました」(51歳・男性/その他) ほかにも、効果が感じられなかった節約術はいろいろ。効果がまったくないわけではないものの、手間がかかる割に得られる効果が少なかったり、ストレスがたまってしまうような節約術は、よく言われる節約術であってもおすすめではない様子。必要な物をしっかり見極めてムダ買いはしない、無理のない範囲で節約するというのが、大切なポイントのようです。 いかがでしたか? 一般的に節約術としてよく知られているものでも、実は意外と効果が感じられないというものも少なくないようです。貯蓄上手な貯金1,000万円以上の人たちが実感した、効果のない節約術をきちんと押さえたうえで、上手に節約をして、貯金を増やしていきましょう。
土田奈々子