【ボート】宮島ヴィーナスS 犬童千秋が4カドまくりで12年以来2回目の優勝
「ヴィーナスシリーズ・第21戦」(3日、宮島) 4号艇の犬童千秋(38)=福岡・96期・B1=が4カドからまくって快勝。12年の三国女子リーグ以来、2回目の優勝を飾った。2着は6号艇の平川香織で、3着は金田幸子。1号艇の山下夏鈴は6着に沈み、3連単4万9800円の波乱決着となった。 強い向かい風が、11R直前になって追い風に急変。意欲的に攻め抜いた犬童が最後の乱戦を制した。 4カドからSはコンマ15。立ち遅れたスロー勢を一気にたたいていく。伸び返してきたイン山下にも、迷うことなくツケマイ一撃。シリーズリーダーを沈めると、差し迫った平川や金田も振り切ってVゴールを果たした。 準優11Rは2コースからコンマ27と、1人だけSで大きく遅れた。「準優みたいに引きずらないようにと思って、追い風に変わっていたけど思い切り行きました。そしたらズドンでした」。反省を糧にSに集中。その流れで勝利までもぎ取った。 優勝は12年10月の三国女子リーグ以来。「覚えてます。久しぶりに優勝できてうれしい」。久々の歓喜を、今後につなげる構えだ。