【韓国】AI公共データサービス、ソウル市が導入
ソウル市は1日、韓国の自治体としては初めて、自然語をベースとした公共データサービス「ソウルデータハブ」を開始した。生成人工知能(AI)技術を活用して、一般市民や公務員など誰でも簡単に公共データを検索・活用できる。 ソウル市はこれまで、公共データポータル「開かれたデータ広場」を運営してきた。だが、検索される資料が膨大・複雑で、一般市民が活用するには限界があった。ソウルデータハブは、AIチャットボットと日常会話で対話してデータを検索することが可能だ。数値や図表など視覚資料も提供して利便性の向上を図った。 また、AIが事実に基づかない情報を生成する「ハルシネーション」対策としては、検索拡張生成(RAG)技術を適用。ソウル市が保有する公共データからのみ回答を提供する。