大谷翔平よりMVPに“ふさわしい”メッツのスターは「WAR」ではリーグトップ!NYメディア「攻守の強さ」が議論のカギと主張
史上最速で「40-40」を達成したドジャースの大谷翔平は今季も紛れもないMVP候補だが、NY局『SNY』が「2024年のナショナルリーグMVPにふさわしい選手」として、地元のスターであるメッツのフランシスコ・リンドアを挙げている。 【動画】大谷翔平が大台の40号に到達!「40-40」達成をサヨナラ弾で決めたシーン 同局は「オオタニはDHとして歴史に残る攻撃的なシーズンを送っているが、リンドアは打席と守備の両方で、そしてそれ以上に大きな価値を提供している」という内容の記事を掲載している。 リンドアは33本塁打、42二塁打、96打点、110得点で今季を終える勢いだと紹介し、試合の半分を占める守備面では、ダイヤモンド上で最も重要なポジションのひとつである遊撃手として守備指標のOAA(平均以上のアウト数)で99%を示す「真のエリート」であると伝えている。 また、勝利貢献度を示す指標の「WAR」は、リンドアがナ・リーグトップの「6.5」であるのに対して、大谷は「6.3」だと伝えた。「リンドア対オオタニを議論する上でカギとなるのは『攻守の強さ』という部分だ」と主張している。 一方で「厳格なDHがMVPを受賞したことは一度もないが、もし受賞の可能性があるとすれば、それは今年のオオタニだろう。オオタニは素晴らしい攻撃力のシーズンを送っている。伝説的と言ってもいい」と、大谷の打者としての目覚ましい活躍を称えている。 しかし、大谷について「マウンド上でパフォーマンスしなければならないという精神的な側面がなくなった」とし、「おそらくもっと重要なのは、攻撃面以外でパフォーマンスしなければならないという肉体的な側面もなくなったということだ」と述べている。 「オオタニが打席でもマウンドでも平均以上のパフォーマンスを発揮するシーズンであれば、おそらくMVPを獲得するだろうし、当然のことだ。そして、彼が攻撃面で力を発揮しているにもかかわらず、今年MVPを獲得できないとしたら、それは番狂わせとなるだろう」と、大谷が文字通りMVP筆頭候補であるとした。 それでも「今年はリンドアの方が有利であり、よりふさわしいと簡単に主張できる」と締めくくり、残り試合で史上初の「50-50」の可能性もある大谷より、あくまでリンドアがMVPにふさわしいと最後まで主張し続けていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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