長期投資にチャンス到来? 2025年注目株は!?【Bizスクエアで学ぶ投資のキホン#26】
――――その後、トランプ次期大統領の関税の話が出てきた場合はまた下がったりする可能性もあるのか。 ニッセイ基礎研究所 井出真吾 氏: 3万5000円ぐらいまでは、いつ下がってもおかしくないと思う。長期投資だったら、もう1回ここ(一番底の8月5日)になってほしいと思いませんか?なんならもう明後日ここまで下がってくれたら喜んで買う。急落を1回経験すると、免疫力がつく。「ここで売らなくて良かった。次同じようなことが起きたときにも、別に売らなくていいんだろうな」と。投資はある程度経験・慣れが必要だ。 ――――今年から新NISAで投資を始めた人も一度、底値を経験して戻ってきているので、次に急落が来ても慌てる必要はないと。「長期投資」でちゃんと握っていることが大事。 ニッセイ基礎研究所 井出真吾 氏: 為替も2025年はやはり変動率、ボラティリティが高くなると思う。足元「日銀が12月にも利上げするのでは、FRBも12月利下げするのでは」という見方が強まって、少し円高に動いている。155円は、若干円安に振れすぎていた。今週、為替の専門家の方に話をする機会があったが、その人も目先もう少し円高あり得ると。145円ぐらいまではあるかもしれないが、トランプ政策が進むにつれて、また円安方向、ドル高円安方向にじりじりと…と言っても一方向ではなく、乱高下しながら円安方向だろうと言っていた。自分もそうだと思う。やはりアメリカが強くなる。場合によってはドルの金利が上がっていくことになれば、やはりドル高。そうすると日本株も悪くはない。 ――――日本株には円安の方が企業にとってはプラスになる可能性もある。 ニッセイ基礎研究所 井出真吾 氏: そうなると2025年度も過去最高益更新。3%、5%だと思うが、最高益更新が見込まれるように、2025年の春にはなってくる。いよいよ日経平均も4万円に回復しやすくなる。 ■長期投資のチャンス 2025年の注目株は ――――日米以外の株では成長が著しいインド株は。