「景色が大きく傾いた」106歳の現役理容師、強烈な印象残る100年前の大震災 #災害に備える
テレビで話題、全国からお客さんが…
2021年の東京オリンピックでは、最高齢の聖火ランナーを務めた。丈夫な体が自慢だったが、今年7月に新型コロナで陽性に。退院すると今度は熱中症になって病院に運ばれた。 8月、回復したシツイさんはいつものように朝の体操をし、背筋や足のツボを丹念にほぐした。長年使っているハサミはきれいに研がれ、しっくりと手になじむ。 「100歳超の理容師」とテレビなどで話題になった後、お客さんは全国から来るようになった。「体が動く限りは髪を切り続けたい。お客さんが喜んでくれると私も嬉しい」と笑う。
「今は私が励ます時」
豊富な人生経験を持つシツイさんの元には悩み相談に来る人も少なくない。そのたびに「大丈夫よ」「少しずつでいいから自分のやりたいことをしていればいいんだよ」と背中を押す。 「人生は荒波だったり、大きな山だったり川だったりしたけれど、そのたびに色んな人に助けられて何とか生きてきた。つらいこともたくさんあったけれど、生きていたから楽しいこともあった。だから今は、私が励ましてあげなきゃね」 ※この記事は共同通信とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
共同通信