酷暑と天気急変続く 内陸は40℃に迫る所も 台風3号は週中頃に沖縄・先島を直撃か
週明け22日(月)以降も、猛烈な暑さと天気の急変に注意。内陸中心に40℃に迫る所も。気温が上がる午後は大気の状態が不安定。急な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意。台風3号は24日(水)~25日(木)頃、石垣島など先島諸島を直撃する恐れ。沖縄では、明日22日(月)からウネリが入るため、早めの対策をお願いします。
猛烈な暑さが続く
週明け22日(月)も、西日本・東日本は夏の太平洋高気圧に覆われ、強い日差しが照り付けるでしょう。最高気温35℃以上の猛暑日は、今日21日(220地点)と同じく、200地点を超える予想です。 【22日(月)予想最高気温】 38℃ 熊谷・甲府・名古屋 37℃ さいたま・浜松・岐阜・高松など 36℃ 東京都心・大阪・京都・熊本など 35℃ 仙台・広島・福岡・那覇など 23日(火)以降も、九州~関東では、最高気温35℃以上の猛暑日が続き、内陸では40℃に迫る所もありそうです。 那覇は22日(月)にかけて猛暑日が続く予想で、更に年間猛暑日の日数(過去最多は8日間、今日21日に過去最多タイ)記録を更新しそうですが、24日(水)~25日(木)は台風3号が石垣島など先島諸島を直撃、那覇など本島地方でも雨や風が強まり、一旦、猛烈な暑さは収まりそうです。 気象庁は7月18日(木)、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。この情報は「10年に一度レベルの高温」が予想される場合に発表されます。7月24日(水)頃~8月1日(木)頃にかけて、北海道の一部を除き、全国的に気温が平年よりかなり高くなる見込みです。東日本・西日本を中心に猛暑日続出、熱帯夜続出となる見込みです。 激しい運動は原則中止。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、暑さを感じにくい高齢者や小さなお子さんにはこまめに声かえするなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。
天気急変に注意
明日22日(月)、北日本は前線が通過する午前を中心に、雨や雷雨となるでしょう。特に、東北の日本海側では、雷を伴い、激しく降る所がありそうです。大雨による土砂災害などに注意が必要です。 この先も、気温が上がる午後は、大気の状態が不安定。急な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。長く降る雨ではありませんが、ゲリラ的な降り方をするため、道路の冠水やアンダーパスなど低い土地の浸水にご注意下さい。 梅雨前線は北日本付近に停滞するため、北日本では曇りや雨の日が多いでしょう。特に、23日(火)~24日(水)は北海道や東北北部で雨量が多くなるため注意が必要です。 【梅雨明けは?】 17日(水)は九州南部、18日(木)は東海と関東甲信、19日(金)は四国、21日(日)は中国地方と近畿で梅雨明けとなりました(速報値)。九州北部も週明けには梅雨明けの発表がありそうです。北陸や東北南部は23日ごろ、東北南部は8月2日ごろに梅雨明けとなりそうです。
週明け 台風3号が沖縄・先島諸島を直撃か
今日21日(日)12時、南シナ海で台風4号が発生しました。昨日20日(土)発生した台風3号に続き、現在、ダブル台風が発生中です。 要警戒なのは、フィリピンの東の台風3号。週明け24日(水)~25日(木)に、「非常に強い」勢力で石垣島など先島諸島を直撃する恐れ。明日22日(月)からウネリなど影響が出るため、早めの対策が必要です。 台風4号は、この後、ベトナム方面から大陸方面に進み、23日には熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への直接的な影響はない見込みです
日本気象協会 本社 福冨 里香