レクサス UXをマイナーチェンジ。全モデルをバッテリーEVとHEVを含む電動車にラインナップを集約
ハイブリッド車は「UX300h」に車名を変更
2023年12月19日、レクサスはコンパクトSUVのUXをマイナーチェンジし、ハイブリッド車（HEV）の「UX300h」とバッテリーEV（BEV）の「UX300e」にラインナップを集約。UX300hは2024年1月上旬ごろ、UX300eは同年1月下旬ごろの発売を予定している。 【写真はこちら】急速充電時間を約25％短縮することで、より使い勝手の良いBEVへと進化（全9枚） UXはレクサスのコンパクトSUVだ。2018年の発売以降、2023年10月末時点で80以上の国と地域で累計約34万台を販売し、電動車販売比率は90％を達成するなど、レクサスの電動車普及を牽引してきた。今回のマイナーチェンジで、HEV、BEVのみのパワートレイン設定とすることで、さらなる電動化を加速するとともに、多様化するユーザーのニーズやライフスタイルに寄り添い続けていく。 UX300hは、高出力モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた新開発のハイブリッドシステムにより、高出力かつ低燃費（26.3km／L）を実現したことで、従来型のUX250hから車名を変更。より電動車らしいダイレクト感と伸びのある加速感を持つ、上質ですっきりと奥深い「走りの味の深化」を果たしている。 またUX300eでは、2023年3月の改良により実現した走りの深化や航続距離512kmに加え、急速充電時間を約25％短縮することで、より使い勝手の良いBEVへと進化している。さらに、両モデルともに最新の予防安全技術へのシステム進化やコクピットの機能性を向上。より上質な運転体験の提供を実現した。
ロードノイズ等を低減し、静粛性も向上
両モデルに共通した走りの味の深化では、ラジエターサポートブレース追加やロアバックパネル下端のガゼット追加等により、クルマの素性を徹底的に鍛え、ドライブフィールをより高めるとともに、操縦安定性や上質な乗り心地を追求した。また、ボディ制振材・遮音材を適正配置することで、ロードノイズ等を低減し、静粛性も向上。これらの改良を加えつつ、「トヨタ テクニカルセンター シモヤマ」で走り込むことで、あらゆる道においてユーザーが運転をより楽しめるよう徹底的に作り込んだ。 先進装備の進化では、最新の予防安全技術「レクサス セーフティシステム+」の進化により、安全・安心な運転をサポートする。また、液晶メーターを12.3インチに大型化させるなど、より洗練されたコクピットへ進化させた。さらに、HEVモデルにおいてもエレクトロシフトマチックを導入し、操作性の向上と上質さを実現している。 車両価格（税込）は、UX300hが2WD（FF）の455万9000円からバージョンL（4WD）の565万7000円、UX300eがバージョンCの650万円からバージョンLの705万円となっている。UX300hのパワートレーンは2Lの直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドで、FFと4WD（2モーター）を設定。UX300eはFFのみとなっている。 ■レクサス UX300h パワースペック ●エンジン型式：M20AーFXS ●エンジン最高出力：112kW（152ps）／6000rpm ●エンジン最大トルク：188Nm（19.2kgm）／4400-5200rpm ●モーター型式：前＝1VM、後＝1WM ●モーター最高出力：前83kW（113ps）、後30kW（41ps） ●モーター最大トルク：前206Nm（21.0krm）、後84Nm（8.6kgm） ●システム最高出力：146kW（199ps） ●WLTCモード燃費：23.4～26.3km／L ■レクサス UX300e パワースペック ●モーター最高出力：150kW（203ps） ●モーター最大トルク：300Nm（30.5kgm） ●電池容量：72.8kWh ●急速充電規格：CHAdeMO ●WLTCモード電費：141Wh／km ●WLTCモード航続距離：512km
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