角田裕毅「ウィリアムズのやつ邪魔」鈴鹿ではピット作業が躍進の要因も…ピットアウト時の妨げを映像確認&抗議も示唆|WEDNESDAY F1 TIME
2024年の日本GPで10位入賞を果たした角田裕毅が『DAZN』を通じて、ポイントを大きく手繰り寄せた23/53周目のピットインについて映像を見ながら回顧している。 【動画】角田裕毅が鈴鹿でのピット映像を見て「あいつ!あいつ!」ウィリアムズのスタッフが邪魔だった? 日本GPでは10位入賞を果たした角田裕毅。F1キャリアにおいて、3度目の鈴鹿で、待望の初ポイントを獲得した。このレースではランス・ストロールや中団勢のライバルたちとポジション争いを展開した。 レース中盤の23/53周目、ケビン・マグヌッセン、バルテリ・ボッタス、ローガン・サージェント、角田、ストロールと、同一周回の5台が同じタイミングでピットに入ってくる。 角田はピットイン時点でこの集団の4番手だったが、RBのクルーはパーフェクトなタイヤ交換を見せ、角田を隊列の先頭でピットアウトさせた。 このピット作業をスムーズに終えた角田は、ターン1手前のピットレーン出口では後方からやってきたエステバン・オコンよりも前に出て、角田としてはこのピット戦略が入賞を大きく手繰り寄せるターニングポイントに。 このピットストップによって結果的に戦況をひっくり返すことができた。だがマシンからジャッキが下ろされてピットアウトする際、すぐ前にいたウィリアムズのピットクルーが角田本人は気掛かりだったようで、改めて「邪魔だった」と口にしている。
角田は日本GPを終えた後『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #7』に出演。番組MCのサッシャ氏、角田の師でもあるレーシングドライバーの中野信治氏とともに、その場面を番組内の企画“スロコンくん”の映像で見ながら振り返った。 サッシャ「ピットインのシーンですね。ここは一斉に入ってきた時に(ポジションアップを)狙っているって言ってましたよね」 角田「狙ってますよ。本当にみんな入ってきちゃったんで。ここでみんな抜かさないと。みんな新品タイヤなんで(ピットで)抜かないとこの後(トラック上で)オーバーテイクするのが難しかった」 角田「ここに懸けてました。でも、なぜか自信はあったんですよね。RBとしてピットストップは毎回いいんで。メカニックたちが本当によくやってくれている。なんか変に自信があって、なんか(ピットで)“抜けるかも”と思わせてくれるようなチームでした」