【上沼恵美子さん(69歳)】が「結婚35年過ぎてから、前向きな別居に落ち着いた」理由とは|美ST
20年以上にわたり、関西を中心にテレビ界に君臨してきた上沼恵美子さん。2011年9月号にご登場いただいてから13年。その間、「人生のどん底を見た」と語りますが、’21年にはYouTubeチャンネルを開設し、昨年からは多くのテレビ番組にゲスト出演が続いて存在感を発揮。雑誌の連載もスタートし、今再び乗りに乗っている上沼さんの毒舌が炸裂しました。
人生100年時代。夫が定年してからの40年をみなさん、どうします?結婚35年過ぎたら別居婚がオススメです
お話を伺ったのは…上沼恵美子さん(69歳) 《PROFILE》 ’55年兵庫県生まれ。’71年姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」の千里でデビュー。’77年結婚後、芸能界を引退して専業主婦になるも、翌年「上沼恵美子」として復帰。以来、関西を中心に活躍。’94年、’95年に『NHK紅白歌合戦』の司会を2年連続で務め、日本を代表する人気司会者に。’95年スタートの料理番組『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』は27年続く長寿番組に。’21年YouTube公式チャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」をスタート。
“夫源病”になって離婚を考え今は前向きな別居中
主人とは8歳違いで、結婚するときは大好きでした。テレビ局のディレクターで、知性的で尊敬できるし、インテリ顔で好きなタイプ。福山雅治さんほどに男前はイヤなんです。標準語で話すからかっこよく見えたんですね。 素敵やったのに、16年前に定年してからは、年金を私には渡しませんし、逆に私のお金で遊んでます。ハワイの別荘では10日間、友達を呼んで鼻膨らませてますし、趣味のウクレレに凝って、30本ほど持っていましたが、今は飽きてしまい、別荘ごと全部売却しました。 責任がなくなると、男の人は頼りなくなりますね。昔は迷うことがあると必ず夫に右か左かを聞いて、的確に答えてくれたのに、今は夫の答えの逆を選んだほうが正解なんです。ある意味穏やかになったんでしょうかねえ。 定年後10年目くらいかな、めまいがひどい時期があったんです。それをどこかで私が言ってたのが、ある日、安藤優子さんのニュース番組で取り上げられて、「上沼さんは夫源病ですね」と医師の方がおっしゃって。たまたま見ていた私は、これまで積み重ねてきた夫への不満が原因だったんだと納得しました。 ちょうど2人でフィレンツェに旅行に行ったとき、離婚を切り出しました。主人は怒りましたね。帰国後、東京の敏腕弁護士を通して話し合おうとしましたが、離婚は財産分与など面倒くさい。逆に私が財産を取られるだけなんですよ。邪魔くさなって、結局、別居に落ち着きました。 平日夫は私が購入したマンションで暮らし、週末だけ帰って来ます。でも、別居していい状態になりました。結婚35年過ぎた夫婦は、経済力さえあれば前向きな別居はオススメです。 今は2人とも健康だけど、病気待ちですよね。病気になったらやっぱり放っておけません。夫はええかっこしいやから、延命措置拒否カードを作ってるんですよ。「先生に言いにくいだろう?君のためだから」って恩着せがましく言うから、「言える」って言ったらずっこけてました。こうして私が夫の悪口を言ってること、夫は知ってますが、全部本当のことなので何も言いません。