熊本市が公選法で有罪確定の元市議の当選無効を確認 議員報酬など計約1300万円の返還請求を行う方針
公職選挙法違反で有罪判決が確定した田尻善裕元熊本市議について、熊本市は5月27日に最高裁から通知を受け取り、当選無効となったことを確認した。熊本市は近く議員報酬などの返還請求を行う方針だ。 【画像】当選が無効となった田尻元市議
熊本市が最高裁から有罪確定の通知受理
5月28日の議会運営委員会で、熊本市の江幸博議会局長は、5月27日に最高裁からの通知を受け取ったことを報告した。 熊本市・江幸博議会局長: 5月27日、最高裁判所から田尻元市議の選挙犯罪事件の終局にかかる通知を受け取り、5月12日付で裁判が確定し、公職選挙法第251条の規定に基づき当選無効となったことを確認しました 田尻元市議が当選無効となることで熊本市議は欠員1となるが、公選法の規定に従い補選は行われない。一方、熊本市は田尻元市議に対し、近く当選後に支払った議員報酬や政務活動費など、計約1300万円を返還するよう求める通知を出すとしている。 返還の期限は通知の発送から15日以内で、熊本市議会局によると、田尻元市議は返還の意思については明らかにしていないということだ。 (テレビ熊本)
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