『全領域異常解決室』最終話目前で大どんでん返し 藤原竜也がついにヒルコと接触する
ヒルコの正体が明らかに
荒波にはバレてしまったが、テミスホールディングスのCEOを務める寿正(野間口徹)が関係していることを明らかにすることができたのは大きな功績だ。興玉は荒波を呼び出し、全決が神で構成されていること、寿の正体を暴くために協力してほしいと申し出る。これまで人間を一切信用していなかった興玉がなぜ荒波を信用しているのか。それは幼なじみである大月比呂佳(田山由起)が残した言葉が興玉の心に残っていたのだ。荒波は「神なんて信じてたまるか」と言い残して出ていってしまうが、荒波の表情は以前よりも温かみを増していた。 直接、寿に会いに行くことを決意する興玉。だが、ヒルコの狙いである興玉が接触することはあまりにも危険すぎるため、豊玉と芹田も同行することにしたが、興玉の策略もむなしく、3人は寿に捉えられてしまう。しかし、ここで重要な事実が発覚する。ヒルコだと思っていた寿が、実はヒルコを信仰しているだけの人間だったのだ。では、ヒルコは一体誰なのか。 ヒルコの正体、それは警視庁捜査一課の二宮のの子(成海璃子)であることが明らかになる。「これは神様が悪いんだ」――腐った世の中になっているのは、今いる神様のせいであり、それを変えるためには、新しい神様を擁立しなければならない。それが二宮の言い分だ。 二宮に関しては、本作の放送が始まった当初から、蛭子命(ヒルコノミコト)が祀られている蛭児神社は「にのみやさん」の愛称で親しまれていることから、SNSではヒルコではないかという考察がなされていた。また、興玉も彼女に対しては「純然たる正義感が見える」「悪にも正義にも染まった時が怖い」という発言をしていたように、違った正義に偏ってもおかしくはなかった。 次回予告では「ラストで、すべてが覆る」とあるように、興玉が「僕がヒルコです」と発言しているシーンもあった。最終話でも私たちの想像を裏切る展開が待ち受けているのか。
川崎龍也