金融不安の現状にFRBの打てる施策が限られている理由
金融不安の中でも、3月のFOMCでは利上げが継続されました。その理由を考えます(写真:Sergiy Tryapitsyn/PIXTA)
3月21~22日のFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)は、金融不安の中でもインフレ抑制を重視して0.25%の追加利上げを決めた。だが、声明文では「継続的な利上げが適切」との積極的利上げ姿勢を示唆した、前回2月FOMCの表現を変更し、「いくらかの追加引き締めが適切となるかもしれない」と、中立気味な表現に変えた。 FOMCメンバーのFF金利の見通し(いわゆるドット・チャート)も、シリコンバレー銀行の問題が起きる前までは、上方修正されるという見方が多かったが、結局は前回の昨年12月の見通しとほとんど変わらなかった。
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