「ウイングマン」主演をつかみ取った藤岡真威人――「頑張って自分を褒め続けてきました」
藤岡真威人さん演じる高校生の広野健太が、念願のヒーローである“ウイングマン”への変身能力を手に入れ、正義の使者として活躍していく姿を描くドラマ「ウイングマン」(テレ東ほか)。異次元世界から攻めてくる敵と対峙(たいじ)する時に魅せる迫力満点のアクションシーンはもちろん、健太らが繰り広げる青春ドラマな一面など、見どころ満載な作品となっています。 今回は、主演の藤岡さんを直撃取材。念願の単独初主演を務めた本作への熱意や楽しみながらの撮影秘話、大好きなあの方たちへの思いや大切にされている考え方などなど、たくさん明かしてくれました!
――本作で地上波連続ドラマの単独初主演を務められたということで、藤岡さんにとってどういう作品になっていますか? 「まず、撮影を終えた段階で、本当に悔いがない形でやりきって終えることができたので、すごく感謝しています。そして、放送が始まって皆さんがどんなふうに楽しんでくださっているのか、僕も日々ワクワクしています」 ――藤岡さんの中でも、かなり思い入れのある作品になっているんですね。 「そうですね。初主演だったので、現場でのいでたちも全然違いました。過去の作品で、座長の方に心優しく気遣っていただいたり、いろんなことを教えてもらいながらたくさん助けていただいた経験があったんです。だから、自分がいつか座長を務める立場になったら、周りに気を配っていい空気感を作れる人になろうと決めていて。本作のお話をいただいた時に、『ついにその時が来た!!!』と。自分がやっていただいたことをお返しできたらと思いました。だから、やる気とこの作品に対するモチベーションはものすごくありましたね。今振り返ると、真夏で短期間の撮影でしたし、アクションものでもあるので本当にしんどい時もありましたけど、そういった大変さを全て上回るくらいのやる気があったので、頑張れたかなと思います」
――藤岡さんの「ウイングマン」への思いが伝わってきます! 健太という役柄については、演じてみていかがでしたか? 「すごくやりやすかったです! 健太って本当にヒーローが大好きで、一つのものに集中するタイプなんですけど、そういった純粋な部分が僕にも似ているような気がして(笑)。僕も結構ハマりやすいので、彼の気持ちに共感できたんです。だから、好きなことに対しての一生懸命さやひたむきさを、違和感なく素に近い状態で演じられました。撮影現場でも、共演者の皆さんから『真威人くんって健太そのものだよね』と言ってもらえるほどで。真剣に自分を投影していったら、健太が出来上がっていったような感覚でした」 ――藤岡さんは健太にぴったりですね! アクションシーンの撮影はどうでしたか? 「僕、アクションが好きなので、楽しみながらやらせてもらっていました。でも、坂本浩一監督の前でアクションシーンを演じてみて、僕があまり苦戦していないように感じられるとさらなるアクションを求めてこられるんですよ!(笑)。実はそれがうれしくて、『こんなこともできるんだ!』と自分の成長を実感できたのもすごく楽しかったですね。あとは、健太が学校でアクション演劇部に入るんですね。その部活での同級生との日常のシーンもたくさんあって、青春っぽい感覚を味わえたのも楽しかったです。健太って子どもっぽくて騒がしい一面があるので、そのテンションまで持っていけるか心配な部分もありましたけど、全然大丈夫でした! 羽目を外してはしゃいじゃっているのが画面から伝わってくると思います(笑)」