マーリンズのイチロー内野手（42）が30日（日本時間31日）、本拠地マイアミでのカージナルス戦に6回の守りから途中出場、2打席立てたが、ノーヒットに終わった。史上30人目のメジャー通算3000安打まで残り「2本」のまま、偉業達成は、明日以降へ持ち越しとなった。 　カージナルスの先発が左腕のガルシアでイチローはスタメンを外れた。マーリンズ打線が爆発、8－0の大差リードがついたこともあって、イチローは6回の守りからスタントンに代わってライトのポジションに入った。イチローがベンチを飛び出して守備位置に走ると、スタジアムは大きな歓声に包まれた。 　最初の打席は、6回一死二、三塁で回ってきた。カージナルスの3番手、ベテランのウィリアムスから、イチローは、カウント1－1から低めのチャンジアップをひっかけてセカンドゴロ。8回に一死走者無しから、この日2打席目も回ってきて、同じくウィリアムスに対して、フルカウントとなってから外のチェンジアップを打ち上げてレフトフライに終わった。スタジアムには「イチローコール」が沸き起こったが、11－0という大差リードの展開もあって、イチローの打席が終わると、席を立つファンの姿が目立った。