多摩市・ベネッセ多摩オフィスのプラネタリウム、来年2月にリニューアルへ
ベネッセコーポレーション東京本部多摩オフィス(多摩市落合)内のプラネタリウム「ベネッセスタードーム」が2025年2月1日、リニューアルオープンする。(八王子経済新聞) 【写真】音響設備なども更新したリニューアル後のイメージ ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が12月5日、発表した。同施設は京王相模原線・小田急多摩線「多摩センター駅」近くにある。プラネタリウムは同社の地域貢献の一環として、1994(平成6)年に開業した。ビルの21階に展開し、席数は61席。9月上旬から機器更新を理由に休館している。 同社が福武書店として1955(昭和30)年1月に創業してから、来年で70周年を迎えることを受け、リニューアルを行う。光学式プラネタリウム投影機「Cosmo Leap Σ(コスモリープシグマ)」を新たに導入する。同社広報担当者は「星座解説に必要な機能も豊富に搭載されており、本格的な星座解説も可能」と説明する。今後、高さ約111メートルの多摩オフィス屋上から眺める星空解説の公開も予定する。 今回、デジタル式プラネタリウム投映機「Media Globe Σ (メディアグローブシグマ)SE」も導入する。同社の広報担当者は「光学式プラネタリウムとデジタル式プラネタリウムのそれぞれの特長を生かした多彩な映像を体験いただける」と話す。6.2チャンネルサラウンドシステムや多言語での同時解説などに活用する赤外線音声支援システムの導入など音響設備も更新する。照明設備もLEDの物に変える。 リニューアルオープンに合わせ、新番組「COSMIC CRUISE 大宇宙と私たち」の上映を始める。宇宙をはじめとした科学に関する作品に取り組んでいる映像作家の午後正午さんが監督・シナリオを手がけ、コニカミノルタプラネタリウム(豊島区)が制作した。声優・俳優の津田健次郎さんがナレーションを務める。上映時間は約30分。「広大な宇宙とその謎の解明に挑んできた人類の歴史を通じて、私たちが地球に生きていることの奇跡を深く味わっていただける番組」と広報担当者。 一般公開は土曜・日曜・祝日。料金は、高校生以上=600円、中学生以下・65歳以上=300円(膝上の子どもは無料)。
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