「ちょっと外してあのコースに…」板倉滉が被弾後に語った堂安律の“怖さ”。自身への対策には「後半、消された」【現地発コラム】
「滉くんにボールを持たせない作戦にした」
板倉はオフェンス面でも、特に前半、タイミングのいい攻め上がりと相手をひきつけてのパスで起点となっていた。ただ後半、「滉くんにボールを持たせない作戦にした」と堂安が明かすように、フライブルクが板倉へのパスコースを消すポジショニングを徹底したことで、ボルシアMGが相手守備を揺さぶるシーンが激減した。 「前半だったら、自分のところで持ち運ぶことで数的優位を作るのは何回かできていた。それを後半に消された時に、もうちょっと中でも(数的優位を)作れたらというのはありましたけど」 板倉がそう振り返っていたように、相手守備を崩すにはどこかで変化をもたらす必要がある。どこかでリスクチャレンジする必要がある。実際61分に生まれたティム・クラインディーンストのゴールは板倉の攻め上がりが起点となった。 「相手の陣地に入ったタイミングで、1コ前でというのを探りながらやっていました。あそこでフリーで受けられたらやっぱりチャンスにはなるだろうし。あのゴールで更に勢いがつけばよかったですけど」 この試合に勝ち切るには足らないところがあった。だがそれは今チームとして成長途上にいることの表われでもあるのかもしれない。 セオアネ監督は試合後の記者会見で、「チームが今日勝点を取れなかったことにものすごくがっかりしている様子があったのは、ポジティブなことだと思う。もっといい結果を手にしたいという気持ちの表れだ」とコメント。板倉は「次のホームでの試合が大事になると思う。簡単ではないですけど、それができればまたチームとしても勢いがついたり、また新たに自信というところにつながるかなと思います」と言葉に力を込めていた。 次節はホームに強豪ドルトムントを迎える。ドルトムントはブンデスリーガのアウェー戦は1分4敗と絶不調で、逆にボルシアMGはリーグのホームで4勝2敗と好調なだけに、望ましい結果を手にする可能性は十分あるはずだ。 取材・文●中野吉之伴
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