FIREするために資産運用を始める人が失敗しがちな3つのポイント
FIREのために資産運用をはじめる人必見! 失敗しがちなポイントを押さえよう
資産運用によってFIREを目指すためのポイントについて、ファイナンシャルプランナーから証券外務員、生命保険・損害保険募集人、投資家まで多数の肩書きを持つ株式会社 Challenger代表取締役の鳥海翔氏にアドバイスしてもらった。 鳥海 翔氏 株式会社 Challenger 代表取締役 ファイナンシャルプランナー、証券外務員、生命保険・損害保険募集人、投資家。 2つの会社を経営。初心者でも学びながら無理なく実践できる金融・家計改善プログラム「Private Bank College」を運営するほか、企業での金融教育の講師などをつとめる。 2024年7月現在YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」は登録者数16万人を越える。 YouTubeチャンネル:「鳥海翔の騙されない金融学」https://www.youtube.com/channel/UCJkq3q4UnEnayNbwt6N9ttg
FIREのための資産運用で失敗しがちな3つのポイント
鳥海氏に、まずは資産運用によってFIREを目指すときの失敗しがちなことを3つ挙げてもらった。 失敗1.資産運用に関する知識がないまま退職してしまう 「資産運用をした結果、資産が増えるか増えないかは、少なからず『運』の要素があります。特に短期での運用の場合、運よく資産が急増し、もしかしたら自分は資産運用の才能があるのかもと勘違いをしてしまうことがあります。 知識不足、経験不足でもたまたま資産が急増することはありますが、一時的なものであり、勝ち続けることはできません。大きく負けてしまったときの損失はなかなか取り戻せません。退職するまでに、資産運用の知識と経験を積んでおくことが大切です」 失敗2.十分な見通しが立っていないのに仕事を退職してしまう 「思った以上に人生は長いことに加えて、いま物価上昇が続いています。自分では十分な資産があるつもりでも、世の中の物価水準が上がり続けたとしたら、足りなくなってしまう、ということは大いに考えられます。 もし退職後、すぐに『今のままでは資金不足になる』とわかったとしても、一度会社を退職してしまうと、思うような再就職ができるとは限りません。年齢とともに好条件の企業で働くことはむずかしくなってきます。退職のタイミングは慎重に決めることを、おすすめします」 失敗3. FIREすること自体が目的になってしまう 「FIREの目的が、仕事が嫌だから、働くことが嫌だからといった理由だと、仮にFIREすることができたとしても、ただのつまらない人生になってしまう可能性が高いです。FIREすること自体が目的にならないよう、注意が必要です」 後編では、FIREのための資産運用で失敗を避ける3つの対策についてお話していきます。 調査出典:2024年上半期 ミドルシニア世代の資産運用実態調査 取材・文/石原亜香利
@DIME編集部