都営地下鉄に「乳児用液体ミルク」や「おむつ」が買える駅が増加する理由 新宿西口駅には「授乳室」新設も
赤ちゃんや小さな子どもとのおでかけをサポートする「こどもスマイルスポット」を、東京都が9月13日から新たに都営地下鉄の2つの駅に設置します。どんなサービスがあり、どんな狙いなのでしょうか。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) 【写真】「こどもスマイルスポット」どんなの?
二駅に子育てサポートスペース新設
東京都交通局が都営地下鉄で展開する「こどもスマイルスポット」。これは、赤ちゃんや小さな子どもとのおでかけをサポートするサービスです。 こどもスマイルスポットは、2023年7月に大江戸線上野御徒町駅に設置されました。これに先立って、2月に駅構内に授乳室が設置され、4月から国内の地下鉄駅として初めてベビーカーレンタルサービスを開始していました。 こうしたサービスに加えて、乳児用液体ミルクや紙おむつなどの育児用品が購入できる自動販売機を新たに設置し、設置エリアをわかりやすく、気軽に利用できるように装飾を施したものが、こどもスマイルスポットです。 このこどもスマイルスポットが、9月13日から、新宿西口駅と門前仲町駅にも新たに展開されます。 上野御徒町駅と同様に、乳児用液体ミルクや紙おむつなどの育児用品を購入できる自動販売機や、ベビーカーのレンタルサービスを利用できるほか、新宿西口駅では、ツーリストインフォメーションセンター内に授乳室を新設するということです。 都交通局では、都営地下鉄各線運行する車両についても、小さな子どもを連れた人が安心して気兼ねなく電車を利用できるように、『きかんしゃトーマス』や『ミッフィーとダーン』などのキャラクターで装飾された「子育て応援スペース」を設置した車両を運行しています。 都はこうした取り組みについて、「小さなお子さま連れの方が安心して外出できる環境づくりを進めるとともに、社会全体で子育てを応援する気運の醸成に貢献してまいります」とコメントしています。