【日本ハム】新庄監督「スミ1」敗戦に「ダメでしたね。僕のミスです」今季初の月間負け越し決定
<西武1-0日本ハム>◇25日◇ベルーナドーム 日本ハムが最下位西武に「スミ1」で敗れ、3位に再転落した。新庄剛志監督(52)は体調不良の松本剛外野手(30)の代わりに1番左翼で清宮幸太郎内野手(25)をスタメン起用したが不発。打線が機能せず、1回に失った1点が遠かった。6月だけで5度目の0封負けとなり、今季初の月間負け越しも決定。28日から本拠地で3連戦を戦う首位ソフトバンクとは今季最大の11ゲーム差となった。 ◇ ◇ ◇ 新庄監督は潔く、自身の采配にダメ出しした。今季6度目の0封負けだが、6月だけで5度目。また、打線が機能しなかった。 新庄監督 ダメでしたね。僕のミスです。期待して、いつも(打線は)組んで、成功しなかったら僕のミスなんで。また考えます。 選手会長であり、攻守の要でもある松本剛が体調不良で欠場した。代わりに1番左翼で清宮をスタメン起用も4打数無安打。打線全体でも連打はなく、最大の好機だった6回1死満塁ではレイエスが二ゴロ併殺打。初回の失点だけで粘った金村に、また先発白星をプレゼントできなかった。 新庄監督 つくってくれたのにね、金村君がね、試合を。いっつも打てん…金村君の時は。あのダブルプレーが痛かったね。あれを、普通にセンターフライでアウト(犠飛)になる打ち方をしてくれたら、試合がガラッと変わったんで。 「スミ1」で敗れて、6月は4試合を残し6勝11敗2分け。今季初めて月間負け越しが決まった。再びロッテに抜かれて3位に転落し、首位ソフトバンクとは今季最大の11ゲーム差。踏ん張りどころだが、新庄監督は、まだ先の長いペナントレースを見据えて松本剛の再調整を決断した。 新庄監督 (松本剛は)なんか胃がね、おかしくて。体調不良。彼本人も悩んでたし、1回ちょっと疲れている体を休んでもらって、ファームの方で打席の感覚を(戻してもらう)。10日間だけ行かせて、また(1軍へ)戻そうかなと。 首位猛追へ欠かせないピースを26日に抹消し、リフレッシュさせる見通し。代わりに「浅間君。今日(2軍で)完璧なホームラン打ったし」と、浅間を今季初昇格させ打線の活性化を図る。今こそ、チームの底力が試されるとき。初夏に訪れた難局を乗り越えなければ、勝負の秋は迎えられない。 ▽日本ハム金村(7回1失点も4敗目。今季先発で7戦未勝利)「やっぱり初回の入り。0点と1点でいくのは全然違う。0点で抑えたかったな。粘りの投球ができたのは今後にすごく生きると思います」