台湾プロ・楽天モンキーズがキャンプイン 監督就任の古久保健二氏、優勝へ意気込み
(嘉義中央社)台湾プロ野球、楽天モンキーズは24日、南部・嘉義県で春季キャンプを開始した。今季から1軍監督を務める古久保健二氏は、このポストを引き受けることは夢にも思っていなかったと心の内を明かした上で、台湾シリーズ優勝に向けて意気込みを語った。 古久保氏は2022年、同球団に1軍ヘッドコーチとして加入。昨年11月に今季からの1軍監督就任が発表された。 22年から2年連続で台湾シリーズに進出したものの、いずれも優勝を逃した楽天。古久保氏はヘッドコーチとしての自身の責任も大きく、本当に監督になっていいのかとの気持ちもあったと吐露。だが引き受けたからには、この2年間なし得なかった優勝を全力でつかみにいきたいと語った。 チームの方針については、守備を重視すると強調。楽天は打撃が得意なチームだとし、選手には自身の強みも発揮してほしいと期待を示した。また複数の主力選手がチームを去ったことについて、選手たちには不安もあるだろうとしつつ、今日からは新しいシーズンに向けてしっかりと準備をしてほしいとした。 今季は中信ブラザーズの1軍監督に平野恵一氏が就任し、台湾プロ6球団のうち2球団の1軍監督を日本人が務める。これについて古久保氏はとても楽しみだとし、台湾プロの発展やチームの成績のために共に努力していくと決意を示した。 (楊啓芳/編集:田中宏樹)