50代巡査部長、スピード違反3件で虚偽記載 兵庫県警が処分、パワハラの疑いも
スピード違反(速度超過)の取り締まり書類に虚偽記載をしたとして、兵庫県警は22日までに、但馬地域の警察署で地域部門に勤める50代男性巡査部長を本部長訓戒処分とし、虚偽公文書作成・同行使容疑で書類送検した。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。 県警によると、巡査部長は10月21日、24日にパトカーを運転中に取り締まった3件のスピード違反で、自分が測定メーターを操作したにもかかわらず、助手席の20代男性巡査長が操作したとする虚偽の「速度測定カード」を作成したとされる。巡査長のミスを怒鳴るなどしたパワハラの疑いもあるという。 県警は、メーターは助手席側が操作するよう指導していたといい、巡査部長は「巡査長が役割を果たせないので、自分で操作して虚偽の記載をした」などと説明。県警は、手続きの信用性が担保できないとして3件の違反を取り消し、反則金を返還したという。