ボリビアでクーデター未遂 大統領は国民に動員呼び掛け
ラパス、ボリビア、6月27日 (AP) ― 南米ボリビアの首都ラパスで6月26日、軍の装甲車が政府庁舎の門に突入する中、アルセ大統領は軍のクーデターに直面していると述べ、断固として立ち向かおうと主張、国民に動員を呼びかけた。 アルセ大統領はビデオメッセージで「この国はクーデターに直面している。大統領公邸にいるわれわれは、いかなるクーデターの企てにも立ち向かう。ボリビア国民は組織化する必要がある」と述べた。 アルセ大統領は、宮殿の廊下で反乱を指揮していたとみられるズニガ総司令官と対峙。「私は貴殿の司令官だ。兵を引くよう命じる。私はこのような反抗は許さない」と命じた。 政府庁舎に入る前、ズニガ総司令官は広場で記者団に「私たちの国、私たちの国家はこのままではいけない」と語った。その上で、「今のところ」アルセ大統領を最高司令官として認めると述べた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)