ロバート山本博「世界戦は4試合ぐらい」井上尚弥-ネリ戦での“インスペクター”振り返る
ロバート山本博(45)が12日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。井上尚弥(31)の世界戦で立会人をしていたことを振り返った。 今田耕司(58)から「博、東京ドームの時みたいになっとるで。無言で。ずっと見守ってる感じで。今日はしゃべらな」と何もしゃべらない山本をけしかけた。MC東野幸治(56)からも「今回はインスペクターとして参加なんですけど、どんなお仕事なんですか、教えてもらっていいですか」と質問されると、山本は「JBC(日本ボクシングコミッション)の試合役員として、インスペクターは試合進行です」と話して、首からさげているライセンスも見せたが、その後の説明で「あのー、そのー、なんだろう」と緊張からか言葉に詰まってしまった。 しゃべっている途中で今田から「ヘタクソやなぁ」とちゃちゃを入れられ、こらえ切れなかった東野には「インスペクター、何かっていたら、選手の当日の計量、使用グローブの配布、誘導などボクシングの試合を進行させる裏方なんです」と、代わりに解説された。 挑戦者のネリが試合前にグローブを替えた件について今田が「そんなこともあったよね」と話すと山本は「僕もそこの現場にいました」と返して「珍しいですね。だいたい選手のお気に入りのグローブがあって、グラントという米国製のメーカーをネリ選手は使う。用意してきた。装飾も自分でやって、試合用に持ってきたけど、尚弥選手のグローブをみたら、グラントより小さいと思ったみたいで、オンス数(重さ)も同じなんだけど、日本製のウィニングに替えてくれって」と、インスペクターとして立ち会った経験談も明かした。 試合が開始したときも1ラウンドで井上がダウンした直後の約1分間のインターバルの間「あれは尚弥選手のキズとか腫れ、ダメージとか目のふらつきとかを確認していていた」と話した。 山本は「僕からすると、世界戦のインスペクターをやらせてもらってますので、やっと気付かれたんだ、って感じです。世界戦はもう4試合ぐらいやってんじゃないですかね」と話し、後楽園ホールでインスペクターのマスターも務めたことも紹介した。 6日の井上の世界戦では試合中継でインスペクターとして動き回る姿が映り込んで、ネットでトレンド入りして話題になった。