飯田のレストラン「ダラ」がリニューアル 昼はお茶を提供する「アニュ」に
飯田のレストラン「DARA(ダラ)」(飯田市東和町)が11月17日にリニューアルオープンし、昼と夜で異なる営業スタイルで営業を始めた。昼はお茶を中心に提供する「phyto teteria a nu(フィト テテリア・アニュ)」として、夜は「DARA」として営業する。(飯田経済新聞) 【写真】DARAは2024年6月に15周年を迎えた ダラは2009(平成21)年6月にオープンし、15周年を迎えた今年、調理設備や客席を改修した。カウンターとテーブル合わせて20席とし、パーティーなどの貸し切りは26人まで対応する。ダラ店主の大藏有紀央さんは「オープンからと変わらず気軽に来てもらえる居酒屋。おしいい料理とワインを楽しんでもらえるように改修した」と話す。 昨年3月まで、飯田市内の別の場所でダラの2号店として営業していた「NUKU(ヌク)」を、「もう一度やってほしい」との声が多くあり、店名を改め少人数で営業できる形を考え、ダラと同じ場所で復活させた。 フィトテテリア・アニュ(以下、アニュ)では「植物の力」をコンセプトに、ヌクで使っていた調度品などもできる限り使い、ヨーロッパ製の壁紙で内装を整えた。アニュ店主の大藏直美さんは「自分が心地いい空間を求めてデザインを決めたら、植物で囲まれたインテリアになった」と紹介する。 店名の「phyto-teteria a nuをNUKUのnuと、可能性、広がりを意味するAlphabetの始まりAを組み合わせた。『phyto』は古代ギリシャ語で植物を意味し、当店で扱うハーブはもちろん茶も植物であること、『teteri』はスペインのアンダルシア地方にあるイスラム建築様式のティーサロンに人々が集まり、ティータイムをのんびり過ごす場所のこと」と直美さんは店名に込めた気持ちを紹介する。 直美さんは、フランス、ドイツ、イギリスのハーブや精油の知識を独学で学び、「植物の力を日常に取り入れてほしい」という思いで、ブレンドしたハーブティーやデザートを提供するほか、「食事コースを充実させた」という。昼営業は2人からの予約制で、季節の旬を生かしたフルコース「anuの昼餐(さん)会」と「パエリアコース」「アフタヌーンティー」の3つのコースをそろえた。 夜営業は、前菜やタパス、サラダなどもそろえ、食材の仕入れに合わせ旬の料理を提供する。予約時に「シェアコース」「お任せコース(ライト)」「お任せコース」の3種のコースと、「前菜のみ用意」から選ぶ。「ナチュラルワインなども幅広く扱い、アルコールを飲まない方のためにも、アニュのメニューの中国茶やハーブティーなども夜にも楽しんでいただける」と有紀央さんは紹介する。 2人は「今後は、コンセプトカフェなどの企画もしたり、この場所で別店舗の方にワークショップなどを開いてもらったりするなどして、ここから発信していければ」と話す。 営業時間は、アニュ=12時~14時30分(店内飲食)と15時~16時(販売のみ)。不定休。ダラ=18時~22時。火曜・水曜定休。
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