セリエAで2シーズン連続の二桁得点 アタランタ指揮官ガスペリーニが成長させたコープマイネルスの攻撃性
オランダ代表でも中盤からの攻撃参加に期待
今季アタランタをヨーロッパリーグ優勝に導いた指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニ。チームスタイルは常に攻撃的で、多くのプレイヤーを進化させてきた。 ガスペリーニの指導で大きく伸びている選手の1人が、26歳のオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスだ。 2021年にオランダのAZから加入したコープマイネルスは加入初年度こそセリエAで4ゴールしか奪えなかったが、昨季は10ゴール4アシスト、そして今季は12ゴール5アシストと攻撃性が開花している。 より高い位置で起用されるようになったことも理由の1つではあるが、MFの選手が2シーズン続けてセリエAで二桁得点を挙げているのは見事だ。ここ2シーズンはシュート意識もかなり高まっていて、昨季は59本、今季は53本のシュートを放っている。加入初年度が28本だったことを考えると、倍増だ。 さらに今季はチャンスメイク数もリーグ10位となる59回を記録。これはアタランタ内では1位の数字で、コープマイネルスはアタランタ攻撃陣の中心だ。 当然EURO2024を戦うオランダ代表の候補メンバーにも入っていて、代表でもこの攻撃性を何とか活かしたい。ボランチからのゲームメイク、攻撃的MFとしてシュートチャンスに絡んでいくプレイなど幅広い役割に適応可能で、EL制覇も経験したコープマイネルスは全盛期と呼べる状態となっている。
構成/ザ・ワールド編集部