SHISHAMO、10周年を経て実感した「なによりも力になっている」存在とは?
お客さんの顔を見て、10周年が実感できた
SHISHAMOは4月10日、およそ3年ぶりのフルアルバム「SHISHAMO 8」をリリースする。同作を提げて、6月からはワンマンツアー「SHISHAMO ワンマンツアー2024初夏」の開催も決定している。 宮崎:うれしいです。アルバムをずっと作ってはいたんですけど、本当に完成するのか自信がなくて(笑)、ライブのたびにボソボソとファンの方に「アルバムができるかも」と話はしていました。今回、こうやって滑舌良くはっきりとアナウンスができて、よかったです。 松岡:今の時点でいいアルバムになったと確信しているので、早く皆さんにお届けしたいという気持ちですね。 吉川:発売がめちゃめちゃ楽しみです。3年ぶりのアルバムになるんですけど、今までこんなに間隔が空いたことがないので、本当に早く聴いてほしいですし、それを持ってワンマンツアーを回れることがとにかくうれしいです。 昨年はCDデビュー10周年イヤーの締めくくりとなるアリーナ公演を行った。11月に開催された神奈川・ぴあアリーナMM公演を収録したBlu-ray「SHISHAMO 10th Anniversary Final Live 『FINALE!!! -10YEARS THANK YOU-』」は、4月10日にニューアルバムと同時リリースされる。 宮崎:自分たちは10周年と聞いてもあまりピンとこなかったというか、それくらいここまで駆け抜けてきました。でもあのツアーで、お客さんの顔を見て、「おめでとう!」という声をいただくたびに「ここまでやってきたんだな」と思えました。すごく充実した10周年イヤーでした。 全国47都道府県でライブを行っているSHISHAMO。結成当初から精力的にライブ活動を行っているが、“ライブバンドになる”という自覚を持って結成したのだろうか。 宮崎:自分たちでは、特にそんな風には思っていなかったんです。けれど、知らぬ間に「ライブいっぱいやってんな~」という感覚にはなっていました(笑)。 松岡:ライブをやると、1回ですごく成長するという感覚がありました。私は2014年からメンバーになりましたが、ライブを何回もやったからこそ、今があると思っています。