節約のため、冬でも「シャワーだけ」です。浴槽にお湯をためるのに比べて、どれだけ節約になりますか? シャワーだけだと疲れが取れないでしょうか…?
シャワーだけでは得られない、湯船につかる効果
ここまでの試算の結果だけを見ると、シャワーで済ませたほうが節約になると言えます。しかし、浴槽にお湯を張って入浴することで、シャワーにはない効果が期待できます。 【お湯を張って入浴すると期待できる効果】 ●リラックスできる ●温浴効果によって末梢神経が拡張し、血行が促進されることで体の疲れが取れやすくなる ●水圧によって血圧やリンパの流れが促され、体内の疲労物質や老廃物が流れやすくなる ●副交感神経が優位な状態となる ●腰痛や肩こりの改善が期待できる シャワーで済ませる場合も、少し高い温度でいつもより長めに浴びるなど工夫をすることで睡眠が深くなり、疲労回復効果が期待できます。しかしその場合、結局ガス代が高くなってしまう点は注意が必要です。また、入浴で得られる効果のすべてをシャワーで得るのは難しいでしょう。 なお、家族の人数が多い時などは、全員がシャワーを使うよりお湯を張るほうが節約になることもあります。
まとめ
ガス代のみを比較すると、湯船につかるよりもシャワーで済ませるほうが節約になることが分かりました。 しかし、お湯につかることで期待できる心身への効果は見逃せません。「節約のため」と毎日シャワーで済ませるのではなく、シャワーだけの日もあれば、疲れた日には湯船にお湯を張って入浴する日も設けるなど上手に使い分けるようにしましょう。 出典 東京ガス株式会社 料金表 執筆者:大久保いろ FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部