COFFEE COUNTY Tokyo

街の情報が集まるコーヒースタンドの店主は、エリアの魅力をよく知っているもの。下北沢と渋谷の間に位置する池ノ上の人気店〈COFFEE COUNTY Tokyo〉店長の風間峻さんにスタンドの前後に立ち寄りたいスポットを教えてもらいました。

1. COFFEE COUNTY Tokyo

世界各国のコーヒー豆も200gから販売。品種ごとにつけられたポップには、豆の特徴から原産地の風景、作り手の思いまで、おいしさの秘訣が丁寧に書き込まれている。

福岡のカフェ文化を牽引する〈COFFEE COUNTY〉が東京初進出の地に選んだのは、下北沢からも程近いが、静かでゆったりとした時間が流れる池ノ上。ニカラグアに渡りコーヒー作りを学んだオーナーの森崇顕さんは、栽培されてから飲まれるまでのプロセスを繋ぐコーヒーショップとして、原産地の美しい風土や作り手の思いを伝え続けてきた。ユニークな円形のカウンターでは世界各国に赴いて仕入れた種類豊富なコーヒーと、自家製のスイーツを提供する。

原産地で得られる感覚を、店作りを通して表現する〈COFFEE COUNTY〉。東京店は原産地の一つであるエチオピアの伝統的な土壁の民家をイメージしている。

「まだここで店を始めて1年ですが、この街の穏やかさを感じています。少しずつ街の人々の日常に溶け込むような店にしていきたいですね」と話す店長の風間峻さんは、池ノ上の商店街をのんびり散歩するのが日課。なかでもついつい立ち寄ってしまうという3店舗を紹介してくれた。

COFFEE COUNTY Tokyo

〈COFFEE COUNTY Tokyo〉のハンドドリップコーヒー（700円）と本場のレシピで作るブラジリアンプリン（500円）。

住所：東京都世田谷区北沢1-30-3 1F TEL：03-5790-9909 営業時間：11:00～19:00　 定休日：月休 席数：10席 福岡県久留米市に焙煎所と本店を置き、福岡市に2店舗を構える人気店が、初の東京店として2023年6月にオープン。

2. florist HANAKO

florist HANAKO

街の人々を見守り、寄り添う花屋 切り花やアレンジメントフラワーのギフトを中心に販売。冠婚葬祭用の装飾も行っている。良心的な価格の種類豊富な草花は、池ノ上の人々の暮らしを長年彩ってきた。店主・阿多不二子さんの明るい人柄に触れて、花を選びながらのんびり世間話をするのも街の過ごし方の正解だ。個人宅の庭の草花などを手入れする、訪問ガーデニングサービスも行っている。

florist HANAKO

住所：東京都世田谷区代沢2-37-15 三益ビル102 TEL：03-5486-8753 営業時間：10:00～19:00（日祝～17:00） 定休日：水休 30年以上にわたり、池ノ上の商店街で営んでいる地元密着店。