「パレスの歴史を作りたい」決勝弾の鎌田大地は仲間と歓喜「カップ戦でプレーするのが好き」
クリスタル・パレスMF鎌田大地は10月30日のカラバオカップ4回戦アストン・ビラ戦(○2-1)で決勝ゴールを決めた。クラブ公式サイトでは、鎌田の喜びの声を掲載。「もちろんチームのために得点できてうれしい。でも、自分のパフォーマンスにはまだ満足していない」と振り返った。 ベンチスタートの鎌田は前半8分にMFエベレチ・エゼの先制ゴールを見守っていたが、同17分にエゼが負傷。思わぬ形で鎌田がピッチに立った。23分には同点ゴールを決められてしまうが、ハーフタイムにはオリバー・グラスナー監督から「落ち着いてゴールを決めろ!」と叱咤を受けたという。 鎌田は期待に応え、後半20分にPA手前から右足ミドルで勝ち越しゴール。「遠目からのゴールはもう何度も決めている」(鎌田)。8月27日のカラバオ杯2回戦以来となる加入後2点目を挙げた。 「もっといいプレーができるのはわかっている。自信を失いかけていたが、自分を変えたかった」(鎌田)。これまでの戦いを振り返りながら、今回のゴールの意味を強調した。 また、鎌田にとって仲間の存在も大きいようだ。「チームスピリットは特に重要。トーナメントやカップ戦でプレーするのが好き」。パレスはこれまでカップ戦タイトルは無く、鎌田は「このチームで決勝を戦いたいし、パレスの歴史を作りたい」と目標を見定める。「(最高の鎌田大地になれるように)がんばります。もっと努力しないといけない」と気を引き締めていた。